二本杭

二本杭

 

二本杭とは俗称で、旧大和街道の藤堂藩(伊賀の国)と柳生藩(山城の国)の境として元禄12年(1699)幕府検使の指示により、それぞれの杭を合わせ設置された箇所として伝えられています。もともとは木製で標識が背中合わせに建てられていたが、のちに石杭に替えられました。

[住 所]伊賀市島ヶ原(山菅区)
     関所跡より西へ500m

その後明治19年(1886)三重県と京都府が協議し、京都府『従是西山城の国』は旧道へ、三重県『従是東伊賀国』は新道へ移されることになりました。現在県境にある道標は二本杭の場所から移設されたものとなっています。また、現二本杭の伊賀国側『従是東伊賀国』は、平成15年に旧大和街道向きに新しく建立されました。


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