上野高校 明治校舎

三重県指定文化財

上野高校明治校舎(旧三重県第三尋常中学校校舎)は、明治33年(1900)に建設された美しい白亜の校舎で、明治期の旧制中学校建築として現存する数少ない建物の一つです。東西68mに及ぶ長さで、中央の玄関ポーチと左右両端の和風入母屋屋根が印象的な校舎で、校門及び明治時代の校舎が1989年3月27日に県の有形文化財に指定されました。

[住 所] 伊賀市上野丸之内107
[電 話] 0595-21-2550(見学は事前予約が必要)
[駐車場] 周辺に有料駐車場あり
[交 通] 伊賀鉄道上野市駅から徒歩5分


正面ポーチの円柱はわずかな膨らみをもつエンタシスで、瓔珞(ようらく)飾りのあるアーチと菱格子の天井が特徴です。

普段は校門は閉じられていて明治校舎を見ることはできません。

青少年期を伊賀で過ごした作家・横光利一が、この校舎で学んだことから明治校舎の一部は1992年から『横光利一資料館』として一般公開されており、直筆の手紙や日記など、横光の素顔に迫る資料が多く展示されています。この資料館は、事前予約すれば見学する事ができます。

今現在もこの校舎は生徒の部活動などで使用されています。

また、「お城のまわり」のイベントではライトアップされて幻想的な校舎も見ることができます。


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