敢国神社 獅子神楽

敢国神社獅子神楽

三重県無形民俗文化財

[開催日]1月3日(舞初祭)、4月17日(舞上祭)、12月5日(おんまつり)
[場 所]伊賀一宮 敢国神社(伊賀市一宮877)
[問合せ]敢国神社 TEL:0595-23-3061

 伊賀市一之宮にある敢国神社では、毎年1月3日(舞初祭)、4月17日(舞上祭)、12月5日(おんまつり)に獅子神楽が奉納されます。
 
獅子神楽奉納の様子
 
敢国神社獅子神楽

神楽は、日本の神道の神事において神に奉納するため奏される歌舞の事で、宮中の賢所で行われる「御神楽」と、一般的に「神楽」と呼ばれる民間の「里神楽」に分けられます。『獅子神楽』は、里神楽の分類の一種で、獅子頭を御神体とし、それを舞わすことを儀式の中心とする神楽のことです。

敢国神社獅子神楽

敢国神社は、上野城の鬼門鎮護の守護神で、獅子神楽は悪魔払獅子、厄払御獅子として神に奉納されおり、境内では、「広前」「四方神楽」「五段神楽」「剣の舞」「背つぎ」等の曲が舞われます。中でも「鼻高(はなだか)」という舞は、眠っている獅子を起こそうとする天狗の姿が見物客の笑いを誘います。鼻高とは天狗の事で、獅子は神が化身した姿だといわれています。

敢国神社獅子神楽

 また、獅子に頭をかまれると魔除けと無病息災に御利益があるといわれ、舞が終わると見物客は幸せが来るように、獅子に頭をかんでもらいます。
 
敢国神社獅子神楽(背つぎ)

 

この「背つぎ」の舞は演舞できる人が少なく舞初祭の最後に奉納され、参拝者からの拍手で獅子神楽が終了しました。

 
敢国神社獅子神楽

 慶長年間(1596〜1615)には伊賀國内を巡演したといわれる、敢国神社の獅子神楽は、現在伊賀一円で復興されている獅子神楽の原型とされており、昭和29年(1954)4月1日に、三重県の無形民俗文化財に指定されました。平安末期から鎌倉時代初期より始まったと言われている、敢国神社の獅子神楽の舞や太鼓や笛は口承で伝承され、今に受け継がれています。
敢国神社

伊賀一宮 敢国(あえくに)神社
[住 所]伊賀市一之宮877
[電 話]0595-23-3061
[獅子神楽日程]1月3日 獅子神楽舞初祭、4月17日獅子神楽舞上祭、12月5日例祭(おんまつり)

▶詳しくは『伊賀一宮 敢国神社HP』をご覧ください。

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