奥山愛宕神社のブナ原生林

三重県天然記念物文化財指定

ブナ原生林は勝地、奥山愛宕神社の社叢(しゃそう)となっています。青山高原西斜面の谷間の一角の海抜640m地点に面積は1.0~1.5ha、樹齢150~300年、樹高30m、幹周30~80cmのブナが群生しています。本州中部ブナ地帯の下限である海抜1000mよりはるかに低い地点に原生しているところが注目されています。

青山高原三角点駐車場からのルートより、奥山愛宕神社を望む

青山高原三角点駐車場からのルートはブナの原生林の中を歩くルートです。

勝地から「奥山愛宕神社へ」の看板に従い、しばらく林道を走ると駐車場(道路沿い)に出ます。

こちらからのルート(参道)は最終の石段がかなりきついです。また勝地地区の方々がお詣りされ参道のチェックと管理をされているようです。

奥山愛宕神社

創建の由来は明らかではないですが、藤堂高虎が伊勢・伊賀に転封された際、その家臣山内某が信仰していた愛宕神を現在の地にお祀りしたのがはじめと言われています。権現川の清流に沿って神社に至る林道にはかつて一丁ごとに丁石が建てられていましたが、現在は一基を残すのみとなりました。

[住 所] 伊賀市勝地1855

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