ユネスコ無形遺産登録

 

「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録が決議されました!

エチオピアのアディスアベバで開催された、ユネスコ無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会において、国指定重要無形民俗文化財「上野天神祭のダンジリ行事」を含む「山・鉾・屋台行事」の代表一覧表(ユネスコ無形文化遺産登録)に関する審議が行われ、現地時間の11月30日(水)に「記載」との決議がなされました。

「山・鉾・屋台行事」は、地域社会の安泰や災厄よけを願い、地域の人々が一体となり執り行う「山・鉾・屋台」の巡行を中心とした祭礼行事で、国指定重要無形民俗文化財である行事33件が含まれ、三重県内では他に「桑名石取祭の祭車行事」(桑名市)、「鳥出神社の鯨船行事」(四日市市)が含まれています。
「山・鉾・屋台行事」は現在登録されている「京都祇園祭の山鉾行事」(京都府)、「日立風流物」(茨城県)に他の「山・鉾・屋台行事」を合わせた33件の行事を構成要素として、グループ化し、拡張提案したものです。
「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録(代表一覧表記載)にあたっては、日本政府からユネスコへ、平成26年3月に国指定重要無形民俗文化財である行事32件を提案(平成27年3月に行事1件を加え、33件として再提案)したもので、平成28年10月31日に、ユネスコ評価機関から、ユネスコ無形文化遺産への登録(代表一覧記載)が適当との勧告が発表されています。
今回の登録により、ユネスコ無形文化遺産登録(代表一覧表記載)の日本の登録件数は21件になります。

※全国33件「山・鉾・屋台行事」の登録一覧はこちら⇒http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016120101_besshi02.pdf

◆昇龍道プロジェクト「山車・からくり街道」について
 中部運輸局、北陸信越運輸局及び中部広域観光推進協議会は、中部北陸9県(愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・福井県・石川県・富山県・長野県・滋賀県)の自治体、観光関係団体、観光事業者等と協働して中部北陸圏の知名度向上を図り、海外からのインバウンドを推進するため、「昇龍道プロジェクト」に取り組んでいます。
 ※9県の地形が、石川県を龍の頭に見立てると龍が昇っている様に見えることから「昇龍道」と命名
 ユネスコ無形文化遺産に登録された全国33件の「山・鉾・屋台行事」のうち、16件が昇龍道プロジェクトに属する自治体にあり、その他、中部北陸地方には多数の「山車・からくり行事」があります。そこで、「山車・からくり街道」事業として、中部北陸地方の「山車・からくり行事」を広く発信しているところです。

※「山車・からくり街道」について
http://dashi-karakuri.com/

 
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