横光利一の跳ね釣瓶の庭

横光利一の跳ね釣瓶の庭1

「新感覚派」の作家、横光利一(1898〜1947)が小学生時代を過ごした伊賀市の屋敷跡の公園。
この土地の所有者である梅田卓さんが、2012年に「横光と横光の作品に興味を持ってほしい」と現在のような公園に整備されました。

横光利一は母や姉と1904年(明治37年)から4年間、伊賀市野村の母の実家の向かいにあった梅田さんの祖父の屋敷の2階に住んでいました。
横光が短編「笑はれた子」に書いた跳ね釣瓶は「この家の井戸の物だろう」と推測されることから「横光利一の心のふるさと公園・跳ね釣瓶(つるべ)の庭」と名付けられました。

跳ね釣瓶は支柱に上下に動く横木を渡し、井戸側に釣瓶を、反対側に重しを付け、てこの原理で力仕事が軽減されるという仕組みになっています。

[住 所]伊賀市野村291
[入場料]無料(いつでも見学可能)


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