ひのな漬

 

快い歯ごたえと素朴な味わいで、伊賀の冬の食卓には欠かせない「ひのな漬」

京野菜ともいわれ、もともとは名前のとおり滋賀県蒲生郡日野町が発祥の細長い形をした赤かぶの一品種である「ひの菜」は、現在は滋賀県や京都府、三重県などで栽培されており、ここ伊賀地方の名産でもあります。また、その鮮やかな色合いから「緋の菜」や「あかな」「えびな」などとも呼ばれています。

伊賀の霊峰霊山の清らかな水に育まれ、秋から晩秋にかけて旬を迎えるひの菜は、独特の辛味があり漬物にすると風味がよくなります。そのひの菜を、昔ながらの本仕込みで糠漬けにしたのが「ひのな漬」です。

熱々炊きたての伊賀米との相性はもちろんのこと、伊賀の銘酒とも良く合うひのな漬は、お土産にしても喜ばれる一品です。

【伊賀市の代表的な漬物店】

養肝漬 宮崎屋『緋の菜芭蕉漬』
【10月末〜3月末までの冬季限定商品】

シャキッとした歯ざわりと、鮮やかな色合いの宮崎屋のひのな漬は、良質のひのなを使用して、ぬかに漬け込み、浅漬けとして優雅な風味に仕上げました。


◇芭蕉漬は食事毎に入用だけぬかを洗い落とし、葉共刻むか、適当な長さに切り、お醤油を少し落とし「いりごま」をかけると一層美味しくなります。又酢を少しかけると色もよくなり味も香りもよくなります。

 ※詳しくは『養肝漬 宮崎屋HP』をご覧ください。


伊賀越『ひのな漬』
【11月〜12月の冬季限定商品】

山郷伊賀の特産「ひのな大根」を糠漬けで風味豊かに漬け込みました。

◇水洗いして「ひのな大根」をうすく輪切りに、そして葉も刻み、おしょうゆ、ぽん酢などをかけてお召し上がりください。

※詳しくは『伊賀越HP』をご覧ください。

 

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