【日 時】 2018年9月8日(土) 開場17:00 開演17:30
今年のイベントは終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました
また諸事情により、今年で最後のイベントとなりました。
【会 場】 ふるさと会館いが外庭(伊賀市下柘植6243)
※雨天のときは大ホール
【内 容】
仕舞(ふるさと会館いがの能楽教室受講者)
狂言「土筆」(子ども狂言)
能の解説 長田 郷(あきら)
能「阿漕」
[阿漕]解説
伊勢神宮参拝の僧(ワキ)が旅の途中阿漕が浦に立ち寄り、暫し休んでいると、釣竿を持った1人の老人(前シテ)が現れる。僧は阿漕が浦の由来を尋ねると老人は「この処は神宮へ供える魚を捕る故、禁漁区になっているが」と物語り、釣竿を持ち漁をする様子を見せるが、俄かに風が吹き、波も立つと見えて老人の姿は消え失せる。
僧は老人が阿漕平治の亡霊と知って夜もすがら回向をしていると平治の霊(後シテ)が網を持って現れ、禁漁区に於いて密漁をする様子を見せる。
そして、密漁故に地獄に落ちて様々な責を受ける様を語り、僧に「我が罪を助け給へ」と回向を頼み、また波の底へ消えてゆく。
後シテに使用する面は「痩男」といって、様々な苦しみを背負った人物を表現した面である。「阿漕」の他には「烏類」「藤戸」「通小町」の三曲で使用する。
能の構成で殆どの曲は最後に成仏するが、この阿漕に限っては成仏しない。是は神へ供える魚場で漁をした罪によるもので、神を崇めた故と思われる。
【出 演】
長田 驍(たけし)喜多流能楽師・重要無形文化財能楽総合指定認定者
長田 郷(あきら)喜多流能楽師
能楽教室受講者 ほか
【同時開催】
創造ART空間「能×いけばな」
竹灯り(カナエリア)
山本童悦作能面展
お楽しみフードコート
【問合せ】
(公財)伊賀市文化都市協会 TEL 0595-22-0511